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薬剤の使用過多による頭痛

薬剤の使用過多による頭痛の治療

薬剤の使用過多による頭痛の治療原則は下記の3つです

原因となっている鎮痛薬の乱用をまず早期に中止する必要があります。しかし、頭痛があるのに鎮痛薬を使用することができなくなるわけですから、当然その部分に対するケアが必要となってきます。そこで重要となるのが、適切な予防療法というわけです。

薬剤の使用過多による頭痛の治療

薬剤の使用過多による頭痛の予後

薬剤の使用過多による頭痛は離脱療法によって1~6カ月間で約70%が改善(乱用から脱出)しますが、4~6年間で約30%が再発し、その多くは離脱後1年以内の早期に起こっています。そのため、離脱後も頭痛ダイアリーなどの頭痛評価ツールを用いて定期的に薬剤の使用頻度の確認や患者さんへの教育が必要です。

薬剤の使用過多による頭痛の予後

頭痛ダイアリーをぜひご活用ください

頭痛ダイアリーとはその名の通り日々の頭痛に関しての日記帳です。
頭痛ダイアリーを記録することで、①頭痛日数、②頭痛の正常、③痛みの強さ、④持続時間、⑤随伴症状(頭痛に伴って起こる他の症状)、⑥誘発因子(頭痛が起こる原因・条件)、⑦薬剤使用状況、⑧生活支障度などを具体的に確認することができます。
そのため診察する医師にとっては通常の問診のみと比べて個々の頭痛に対する正しい診断率の向上に役立つだけでなく、患者さん本人にとっても自身の頭痛が生じる傾向が把握できることがあります。頭痛が重度であればあるほど頭痛診療にとって必要不可欠ともいえるツールですので、ぜひご活用ください。

頭痛ダイアリー

薬剤の使用過多による頭痛の『再発しやすい要因』と『失敗しやすい要因』

薬剤の使用過多による頭痛を再発しやすい要因

  • 緊張型頭痛である
  • オピオイドを乱用している
  • 精神疾患がある
  • 薬剤の使用過多が長期間に及んでいる

薬剤の使用過多による頭痛の治療(離脱療法)が失敗しやすい要因

  • 独身者
  • 失業者
  • 薬剤の使用量が多い
  • コーヒー摂取率が低い
  • 精神疾患がある
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