MRI即日検査可能 滋賀のあたまのクリニック

緊張型頭痛

緊張型頭痛の治療

緊張型頭痛の治療には ①急性期治療②予防療法 の2種類があります。

頭痛発作がごくまれにしか生じない稀発反復性緊張型頭痛では、痛みに対して鎮痛薬を服用するという ①急性期治療 のみでよいですが、頭痛の頻度が高い頻発反復性緊張型頭痛や慢性緊張型頭痛では ②予防療法 をしっかりと行うことが大切です。 予防療法を行い頭痛発作の頻度や急性期治療薬の使用頻度を減らすことで、薬剤の使用過多による頭痛への移行を防止する必要があるためです。

緊張型頭痛の治療

急性期治療

急性期治療はアセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)による薬物療法が主体です。

予防療法

頻発反復性緊張型頭痛、慢性緊張型頭痛では予防療法の適応があります。

三環系抗うつ薬

高い有効性を示し、第一選択薬となります。しかし忍容性が低いため少量投与から開始し、副作用として眠気や口渇などに注意する必要があります。

  • ●アミトリプチリン10mg

    アミトリプチリン10mg
  • ●トリプタノール錠10mg

    トリプタノール錠10mg

緊張型頭痛は頭全体を包むような鈍痛や圧迫感が特徴的です

緊張型頭痛は頭痛の中で最も多く、一般的な頭痛の一種で、頭全体を包むような鈍痛や圧迫感が特徴的です。

急激な発作ではなく、ゆっくりと進行するのが特徴で、頭痛の発作が頻繁に起こる場合、慢性的な緊張型頭痛と呼ばれることがあり、月に15日以上の頭痛が3か月以上続く状態を指すことがあります。

緊張型頭痛の痛みは通常、頭全体に広がり、軽度から中程度のもので、締め付けられている感覚や圧迫感が特徴的です。

光や音に対する感受性が低く片頭痛とは異なりますが、症状の原因ははっきりしておらず、ストレス、不規則な食事習慣、不足した睡眠、不良な姿勢、眼の疲れなどがトリガーとなることがあります。

これまで薬物による治療を説明してきましたが、緊張型頭痛は姿勢異常によるものであり、姿勢矯正(猫背や前傾姿勢をさけて背筋をまっすぐに!)がきわめて重要です。

緊張型頭痛は頭全体を包むような鈍痛や圧迫感が特徴的です
PAGETOP
Copyright © 2024 草津たにもと脳神経外科クリニック All Rights Reserved.