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高尿酸血症・痛風

尿酸とは

尿酸は水に溶けにくい白色結晶であり、ヒトや多くの霊長類におけるプリン代謝の最終代謝産物です。哺乳類では一般的に尿酸は肝臓の尿酸酸化酵素の働きで水に溶けやすい物質(アラントイン)に変化し、腎臓から尿として排泄されます。

これに対してヒトでは尿酸酸化酵素の働きを失活させる遺伝子変異が存在し、腎臓から排泄される最終代謝産物は尿酸です。さらにヒトは腎臓に効率的な尿酸再吸収機構を備えていることから、他の哺乳類と比較して血清尿酸値が高くなっており、これがヒトにおいて高尿酸血症・痛風が認められる原因です。

高尿酸血症・痛風イメージ

尿酸は生活習慣病としての高尿酸血症や痛風、尿路結石の原因となる一方、体内に最も高濃度に存在する抗酸化物質であり、霊長類の寿命の長さに関連しているという報告や運動時における酸化ストレスの軽減に寄与しているとの報告があります。

プリン体とはプリン環という化学構造をもつ物質の総称で、プリン塩基(アデニン、グアニン等)、プリンヌクレオチド(ATP、GTP等)が含まれます。

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